植物療法士・南上夕佳 「セルフケアの大切さ」 vol.10

最終更新 2023.08.05 by WOMB LABO編集部

わたしがセルフケアの大切さに気づいたのは、若年性更年期障害真っ只中でした。皮膚の皮がめくれるほどの乾燥と、抜け毛、寝汗に動悸、気持ちが塞ぎがちになったり、、と次から次に起こる原因不明の症状が更年期症状と知り、20代のわたしは愕然とするのでした。

眠ることや食べること、自分の心地よさなど全く気にかけずにひたすらに忙しく過ごしていたわたしは、どん底に落ちてみてはじめて自分と向き合うことにしました。

眠る時間は成長ホルモン分泌を考えて遅くとも24時までに、出来れば23時には寝るようにし、

食生活も見直すことに。糖質を極端にカットしていた生活もやめて適度に良質な炭水化物を摂り、バランスよく、そして体にも心にも心地よいと思える時間をつくりました。自分の本当に好きなものや好きな時間はなんだろう?から見つめ直し、まずは自分を満たすことを。

人のために!と人にばかり意識を向けていた当時の私は、この「自分を大切にする」という意識がありませんでした。人に心を向ける前に、まずは自分に心を向けて満たしていくことが人のための原動力になることや、幸せが伝染するという話を聞いて、ハッとしました。そうか、自分をまずは一番に満たしてあげることで、自分にも周りの人たちにもいいのね!と。

そして、あらゆる不調に対してはフィトテラピーでハーブティーやタンチュメール、アロマテラピーでたっぷりとケアしました。

気持ちが落ち込む時や動悸がして止まらないときなどはアロマテラピーがとっても効いていて、特にわたしはサンダルウッドやネロリの香りが呼吸を深くしてくれました。寝汗や冷えなどの自律神経系の不調には、生活習慣の見直しとともに朝鮮人参がピッタリで、高麗人参のエキスを毎日飲むことで、徐々によくなり体力もついてきたのも実感するのでした。

セルフケアをするようになって、自分のちょっとした変化や気持ちに気付くことができるようになり、早め早めに対策が取れたり、日々選択するものも変わってきました。もちろん人間なので、体調を崩すことや気持ちが滅入ることもありますが、なにより病院に行かずともセルフケアで心とカラダが安定していると感じます。

生きていると何が起こるかわからないなぁ..と思う様々な経験を何度かしていますが、その度に自分を労り愛おしむ時間をフィトテラピーを通して作れるようになったことは私の人生の宝物だなと思っています。

セルフケアを通して、自分の心とカラダの声を聞いたり、愛してあげる時間をぜひ少しでも作ってみてもらえたら嬉しいなと思います。

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著者プロフィール

南上夕佳(なんじょう ゆか)

南上夕佳(なんじょう ゆか)

植物療法士 /ルボア フィトテラピースクール副代表
INTIME ORGANIQUE by lebois インストラクター。
ホルモンバランスを崩したことがきっかけで植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(仏植物療法普及医学協会)認定資格取得後、自身の体験を活かし「女性の幸せ」をベースに、老舗百貨店やスクールで数々のセミナーやカウンセリングを行う。
現在は日本における植物療法の第一人者・森田敦子を師事し啓蒙活動を行いながら、ルボア フィトテラピースクール副代表として講義および講師育成をおこなうと同時に、女性のパーツケアブランド「アンティーム オーガニック by ルボア」のインストラクターも務める。
著書に『自然ぐすり生活』(ワニブックス)がある。現在2児の母。
Instagram:@yuka_nanjo

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