【新連載】森田敦子が考えるフェムテック

森田敦子が考えるフェムテック

最終更新 2022.07.21 by WOMB LABO編集部

第1回 森田敦子が考えるフェムテックとは?

みなさん、こんにちは。森田敦子です。
今回から連載で、わたしの考える「フェムテック」についてお伝えしていきたいと思います。

今年のはじめから、2月2日~2月8日は新潟伊勢丹で「センシュアル・ライフin NIIGATA~わたしと向き合い、あなたとつながるフェムテック~」を、2月23日~3月1日は新宿伊勢丹で「センシュアル・ライフ3 produced by WOMB LABO」と、フェムテックに関するポップアップショップとイベントを続けて開催させていただきました。
事前にちゃんとWOMB LABOなどの記事を読んで、勉強してからショップにいらしてくださった方がたくさんいらっしゃいました。こういう方々がますます増えて、「フェムテック」への興味関心が増えていくことを実感しています。また、7月20日からは伊勢丹新宿店本館1階にて「センシュアル・ライフ~自分らしさとつながらフェムテック~ produced by WOMB LABO」を開催いたします。

わたしは1992年~1997年までフランスに留学し、植物薬理学を学びました。また、授業の一環で「セクソロジー(性科学)」も履修することで、皮膚や肝臓、腎臓などと同様、臓器の一つとして女性器について学びました。その重要性を痛感したわたしは「膣」や「セックス」について講演等で話し始めましたが、当時はなかなか受け入れてもらえませんでした。

これまで、「話題にすべきではない」とタブー視されて封じられてきた問題が、この「フェムテック」という言葉によって、ようやく解決すべき課題として認知されるようになったわけです。おかげで「デリケートゾーンケア」にも注目が集まるようになったことは、わたしにとって、とても感慨深いことなのです。

改めてフェムテックとは?

ここで改めてフェクテックとは何か?ということをおさらいしておきたいと思います。フェムテックとは「Female(女性)」と「Technology(テクノロジー)」からなる造語であり、女性特有の悩みや課題を解決するモノ・コト全般を指します。

具体的には生理や妊娠、更年期などにまつわる女性特有の悩みをテクノロジーを使って解決しようという商品やサービスの総称です。たとえば、膣トレのためのボールや月経カップ、デリケートゾーンケアなど。実際、わたしたちも先ほど話した伊勢丹のポップアップイベントやWOMB LABOのオンラインショップで「フェムテック」とくくられる分野の商品やサービスをご紹介しています。
しかし、わたしは女性の身体の神秘そのものが、「フェムテック」だと捉えています。女性の身体というのは、我々が寝ているときも、仕事をしているときも、卵巣から卵を出し、月経を起こし、妊娠したら出産し、と絶え間なく働いているわけです。この働きだけでも、よく考えれば奇跡だと思うわけです。そして、こうした女性特有の働きがあるからこそ、生理痛、PMSなどの女性特有の悩みもあります。

こうした悩みを軽減するために、いわゆるテクノロジーを使いこなすだけでなく、女性の体の仕組みをしっかりと理解し知識を得てほしいなと思っています。さらに、コスメやセルフケア、植物療法などを駆使して、日々健やかに女性には暮らしてほしいと願っています。それが100年時代を生きる女性にとても大切なことではないでしょうか?

身体の仕組みを知るために

わたしがフランス留学中に影響を受けたのが、ベランジェール・アルナール先生とクロード・エステュールジー先生です。アルナール先生は産婦人科医から見た「性(セクシュアリティ)」を、エステュールジー先生には解剖学的観点からの「セクソロジー(性科学)」を学びました。お二人にはWOMB LABOのアドバイザーになっていただき、それぞれ連載を持っていただいています。自分の女性としての身体の仕組みを知るためにぜひ参考にしてください。

アルナール先生の連載:フランス人女医が語る、女性の「性」との付き合い方

第1回 自己紹介とデリケートゾーンのお話
第2回 わたしの活動についてと、フランス人女性の「性生活」の実態
第3回 年齢と「性(セクシュアリティ)」の相関関係
第4回 問診票と導入の診断〜産婦人科医師としての仕事①〜
第5回 腟検診の具体的な手順〜産婦人科医師としての仕事②〜

エステュールジー先生の連載:セクソロジー(性科学)〜女性がハッピーに生きるために〜

第1回 自分の身体を医学的に理解することからはじめよう
第2回 「セクソロジー」の医学的、心理的な側面について
第3回 「セクソロジー」の社会学的、教育学的な側面について
第4回 クリトリスの正体は〜女性のオーガズムについて①〜
第5回 オーガズムは感じないといけないのか?〜女性のオーガズムについて②〜

ということで次回からはフェムテックの動きや商品などをご紹介しつつ、女性の体に本来備わっている奇跡の働きという意味での「フェムテック」と「フェムケア」についてお話していきたいと思います。

センシュアル・ライフ~自分らしさにつながるフェムテック produced by WOMB LABO

7月20日(水)〜8月2日(火)伊勢丹新宿店本館1階プロモーションにて、大規模フェムテックイベントを開催中。
「センシュアル・ライフ~自分らしさにつながるフェムテックproduced by WOMB LABO」を伊勢丹新宿店マ・ランジェリーと共催。
過去最多となる商品ラインナップに加えてトークショーを本館1階にて実施中。

著者プロフィール

森田敦子

森田敦子

日本におけるフィトテラピー、フェムケアの第一人者。
株式会社サンルイ・インターナッショナル代表。
パリ13大学で植物薬理学・性科学を学び、帰国後は植物療法による知見を活かし介護や産前産後の現場で尽力。フェムテックの先駆けとなるフェムケアの啓蒙活動も行う。2013年デリケートゾーンケアブランド「アンティーム オーガニック」処方・開発、「ルボア フィトテラピースクール」主宰。2020年、トータルライフケアブランド「Waphyto」創設。私生活でも42歳で自然妊娠・出産。「潤うからだ」ほか著書多数。

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