セクソロジー(性科学)〜女性がハッピーに生きるために〜
vol.1 自分の身体を医学的に理解することからはじめよう

最終更新 2021.12.21 by WOMB LABO編集部

第1回 自分の身体を医学的に理解することからはじめよう

Bonsoir (こんばんは)
みなさん、はじめまして。クロード・エステュールジーと申します。
セクソロジー(性科学)専門の医師として、90歳を超えた今でも楽しく生活しています。

さて、縁あって、あつこ(森田敦子)の高い志でスタートした「WOMB LABO(ウームラボ)」のスーパーバイザーに就任しました。

この貴重な機会に、わたしの専門であるセクソロジーの観点から、読者である魅力的なみなさまにとって、ハッピーに生きるためのヒントをお伝えできればと思っています。

わたしの専門である「セクソロジー」について

「セクソロジー」という言葉、まだまだ日本ではなじみがないかもしれません。

フランス語では「sexologie」と表記され「性に関する声(言葉)」という意味を持ちます。

日本語では「性科学」と訳されるように、人間の「性」「性行為」「性的機能」に関係する問題について、科学的に研究する学問です。

フランスを含む海外では、大学でセクソロジーの学部が設けられるほど、研究が進められている分野に成長しています。

それだけ「性」「性行為」について悩んでいる人が多いということにもなりますよね。

「セクソロジー」は「性」が対象ということで、ほかの学問にはない大変さもあります。というのも「性」や「性行為」というものは長年、様々な国や文化によってオープンに語られることなく、封印されてきたからです。

ですから「性科学」も同じように、国によっては研究が進まないというケースもあります。

一方で面白い点もあります。セクソロジーは「生殖器の仕組み」といった「性的機能」の医学的・科学的な面だけでなく、「性」「性行為」が「官能的」であり「エロティック」であることから、“感情的・心理的・精神的”な面での探求が必要です。この医学的と感情的の両面から研究を行っていくのが、セクソロジーの特徴でもあります。

なぜ「セクソロジー」という学問が誕生したのか?

もともとは男性の「性機能障害」を治療するためにこの研究分野が生まれました。しかし、それよりも感情的な部分をコントールするという意味合いのほうが強かったように思います。

というのも「性」「性行為」というのは宗教的に、また社会的に「タブー」として長年、忌み嫌われてきました。

ところが人間の三大欲求は「食欲」「性欲」「睡眠欲」と言われるように、「タブー」とわかっていながら、性的な衝動にかられてしまい、自分を律することができない、宗教の教えに背いてしまうといった罪悪感に苛まれる人も少なくありません。

その罪悪感や苦しみを解消するために、セクソロジーが誕生したのだろうと考えています。セクソロジーを知ることで、自分の身体のしくみ、性的興奮の理由などを論理的に理解できれば、宗教上のルールとの折り合いを自分でつけることもできるようになるでしょう。

最終的には、「セクソロジー」を知ることで、自分の「性」や「性行為」自体に向き合い、楽しむことができればいいなと思っています。それがわたしのいうところの「女性のハッピー」につながると考えています。

おっと、もうひとつ、大事なことを忘れていました。

「セクソロジー」は学問ですが、理論だけでは本当に理解したとは言えません。そう、「実践」が大事なのです。

自分の体のどこに触れたら気持ちがいいのか?相手に何をされると嫌なのか?パートナーのどのパーツが好きなのか?などなど。

そう、これが実践です。

ですから、チャンスがある方は今晩からでも、「性」「性行為」に対する傾向を探求すべく、いろいろと実践してみてくださいね!

では、今夜はこの辺で。またお会いしましょう。
Bonne nuit(おやすみなさい)

著者プロフィール

dr-claude-esturgie

Dr. Claude Esturgie
クロード=エステュールジー

医師・医学博士
パリ臨床セクソロジー性医学 セクソローグ(性医学者)

性医学科学アカデミー会長 (2005-2016)
パリ臨床セクソロジー(性医学)仏医学会副会長
セクソアナラジス(性分析)国際研究所(モントリオールケベック州)名誉会員
同研究所にてストーラー賞受賞

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