“セクソロジー(性科学)〜女性がハッピーに生きるために〜
vol.5 オーガズムは感じないといけないのか?
〜女性のオーガズムについて②”

vol.5 オーガズムは感じないといけないのか?〜女性のオーガズムについて②

第5回 オーガズムは感じないといけないのか?〜女性のオーガズムについて②

Bonsoir (こんばんは)、クロードです。
今夜はいかがお過ごしでしょうか?

さて、前回はオーガズムを感じるのは腟内であったとしても、快感の元はクリトリスだったというお話をしました。

今回はそもそも「オーガズム」とは何か?についてお伝えしていきます。

女性のオーガスムとは、「感覚的」で「感情的」な花火のようなもの。花びらが開花し、絶頂に向けて強まる、性の喜びを意味します。

肉体的に何が起こっているかというと、外陰部(がいいんぶ*1)、腟、会陰(えいん*2)の筋肉から肛門付近にかけて、急速で深い、筋肉のけいれんを引き起こしているという状況です。これは“小さな死”とも言われ、一時的に変化した意識と快楽の中で、徐々に強くなりながら、体全体に広がっていきます。

*1 外陰部とは、男女の生殖器で外部に現われている部分のことを指します。女性の場合は、恥丘、大陰唇、小陰唇、陰核、腟前庭などからなります。
*2 会陰とは、腟と肛門の間にある、長さ3~5cmの部分をいいます。

オーガスムの強さはクリトリスやGスポットといった感じる部位だけではなく、身体的や性的な経験と、女性のエロティックな妄想に、実は依存しています。

性的関係において、オーガスムは必ずしも必要というわけではありません。結果としてオーガズムを感じるかもしれないという自然なものです。ただ、女性がセックスでオーガズムを感じないと、中途半端に感じたり、欲求不満を持つ可能性があります。

「オーガスムを感じなくてはならない」と思うのは逆効果です。オーガスムというのは、先ほども申し上げたように自然に起こるものであり、セックスから得られる「プレゼント(贈り物)」なのです。しかも、男性から与えられるものではなく、女性が自分自身に与えるというプレゼントです。

オーガスムを感じられないと嘆く女性の多くは、「快感を感じることに抵抗がある」とか「男性に身を委ねることが難しい」と語ります。しかしながら、このようなことが起こるのは、「女性をオーガズムに導くのは男性である」という古い偏見からきています。実際には、セックスで得られる快楽は分かち合う(共有する)ものであり、女性も積極的に取り組むことが重要です。セックスとは、肉体的、官能的、愛における対話なのです。

オーガズムを感じない女性は不感症だというのも、間違った概念であると女性自身が知る必要があります。まず、女性の体の仕組みや性的衝動について、自ら知識を得て探求してみましょう。そうすることで、セルフプレジャー(マスターベーション)でも感じることができるようになります。

オーガズムを感じないからと、自分を責める必要はないのです。

では今夜はこの辺で。またお会いしましょう。
Bonne nuit(おやすみなさい)

著者プロフィール

dr-claude-esturgie

Dr. Claude Esturgie
クロード=エステュールジー

医師・医学博士
パリ臨床セクソロジー性医学 セクソローグ(性医学者)

性医学科学アカデミー会長 (2005-2016)
パリ臨床セクソロジー(性医学)仏医学会副会長
セクソアナラジス(性分析)国際研究所(モントリオールケベック州)名誉会員
同研究所にてストーラー賞受賞

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