細胞を元気にするためのセルフケア

最終更新 2024.03.11 by WOMB LABO編集部

植物療法士のKanakoです。

今回は、細胞を元気にするためのセルフケア(3つのポイント)について、です。私がこれまで集めた情報だと、冷えを改善すると良い、葉酸を摂取すると良い、といった内容が妊活の定番でした。私も今もそうだと思っています。ただ、長く妊活を経験して思うことは、一度生活習慣を見直して、自分と向き合ってみることも大切だと思うのです。その上で、自分にとって必要なことや改善点を見出してからセルフケアを始めてみるとより効率的ではないでしょうか。前回のコラムでは、妊活におけるセルフケアでは細胞がカギ!ということをお伝えしました。では、セルフケアの具体的な内容に入っていきましょう♪今回もどうぞお付き合いいただけますと幸いです^^

細胞を元気にする、3つのポイント!

細胞を元気にするための基本は、「バランスの取れた食事と適度な運動、良質な睡眠」の3つがポイントになります。既に聞いたこと、見たことのある情報かもしれませんが、改善しようと思ってそのままにしていませんか?^^;妊娠力を上げるための生活習慣は十分でしょうか?(^-^)
私も以前は自分の生活に大きな乱れはないと思っていたので、生活習慣の見直しをさほど重要視していませんでした。葉酸などのサプリメントを取り入れて、妊活をしていれば良いだろうと思っていましたが、生活習慣を見直してから不妊治療の結果に変化が現れ始めました!特に高齢妊活の方や原因不明不妊の方、体外・顕微授精の採卵や授精結果の思わしくない方はぜひ今回の内容をチェックしてみてください^^

ということで、バランスの取れた食事と適度な運動、良質な睡眠が妊活に効果的な理由を紐解いていきましょう!

バランスの取れた食事

私たちの体は、食べたものでつくられています。バランスの取れた食事は、必要な栄養素を体内に届けることで、細胞レベルから体全体を元気にしていきます。妊活をしている方は、たんぱく質や鉄、亜鉛や葉酸、ビタミンACE、ビタミンDなどが必要な栄養素といわれています。例えば、たんぱく質は血管や骨、ホルモンなどをつくる材料ですが、妊娠中にたんぱく質が不足すると体のむくみを招きます。バランスの取れた食事を心がけることは、妊娠力を高めるだけでなく、妊娠したときにも赤ちゃんと母体の健康に役立つのですよね^^

妊活における食事

適度な運動

私たちの体に広がっている血管によって、酸素と栄養が全身の細胞にくまなく行き渡ります。体が冷えていると血流が滞るので、細胞にも十分な栄養が運ばれにくい状態になりますよね。冷えによって、子宮や卵巣に血液が行き届かないと本来の力を発揮しにくくなってしまいます。卵巣機能の低下や子宮内膜が厚くなりにくいといった原因につながる可能性もあります。そのため、妊活では冷えを改善することが重要視されているのです。ここで気をつけたいことは、筋トレなどのハードな運動は体内に大量の活性酸素が発生するため、細胞の老化を促す恐れが懸念されています。妊活には、ヨガやウォーキングなどの適度な運動、特に有酸素運動が推奨されています☆

妊活における適度な運動

良質な睡眠

細胞は、寝ているときに生まれ変わります。睡眠中に、体全体の細胞分裂やたんぱく質の合成を促す成分である成長ホルモンが多く分泌されます。睡眠不足や良質な睡眠が得られないと、成長ホルモンの分泌の妨げとなるため、細胞の修復や再生がうまくいかず、細胞の老化が促進されるといわれています。睡眠には脳を休めたり、疲れをとる効果もあるので、ストレスケアのためにも良質な睡眠を心がけましょう(^-^)

妊活における良質な睡眠

この3つのポイントを心がけた生活を送るようになって、体に嬉しい変化を感じるようになりました。
まずは、お肌が綺麗になりました!^^40代半ばの私としては、吹き出物や虫刺されの跡が以前に比べて早く消えるようになったことは、ターンオーバーがうまくいっている実感の一つです。肌のターンオーバーとは、皮膚細胞の生まれ変わり、肌代謝のことですよね。体内の細胞の変化を目で確認することは難しいですが、お肌は見て、触って、変化を感じやすい部分でもあります。免疫力も高くなり、風邪を全く引かなくなったこと、20年来悩まされていた花粉の時期も快適に過ごせるようになったこともセルフケアを続けた結果の嬉しい変化です☆

妊活では、私の場合は顕微授精の採卵と授精・培養結果に変化が現れました。胚盤胞(着床できる状態まで分裂した受精卵)が、続けて凍結できるようになったのです!ある不妊治療クリニックの統計によると、40歳では3回の採卵で1つの胚盤胞ができるというデータでした。実際に私も40歳のとき、3回採卵をして、やっと1つの胚盤胞が凍結できました。それが、セルフケアを始めてから、42歳では4回採卵をして、全ての採卵で胚盤胞の凍結に至りましたo(^-^)oちょっとマニアックな話になりますが、受精卵も6日目胚盤胞から5日目胚盤胞に変わっていきました。これは受精卵の細胞分裂のスピードの違いですが、セルフケアを続けることで受精卵の成長スピードも上がっていったのです^^☆

不妊治療では、体外・顕微授精にステップアップしていくと、採卵や受精結果が思わしくない場合は移植に進むことができません。私もそうでしたが、採卵が何度も続くことはストレスになります。頑張っても結果が伴わないとつらいですよね。心が折れることもしばしばあります。もしかしたら、ちょっとだけ頑張り方が違うのかも知れないし、体が本来の力を発揮できない状態なのかも知れません。妊活をきっかけに、心と体も健やかに過ごせたら嬉しいと思うのです^^

妊娠力を高めるポイントの図

これまでの経験から、妊娠力を高めるためには、生活習慣の見直しが基本になると実感しています。その上で、フィトテラピーも取り入れていくと、より効果的です!

ということで、次回は妊活にフィトテラピーが効果的な理由について、ご紹介したいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます☆

著者プロフィール

Rachel Tamiya

Kanako 植物療法士/AMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト

妊活では、自然妊娠、不妊治療(タイミング法、人工授精、体外・顕微授精)、流産、死産を経験。 心身ともに苦しいときに植物の力に支えられたことをきっかけに植物療法専門学校「ルボアフィトテラピースクールhttps://www.phytoschool.com/」にて、植物療法を学ぶ。これまでの自身の経験をもとに、WOMB LABOにてカウンセラーも務める。 Instagram:@phyto_kanako

contact

フォームよりお気軽にお問い合わせください。

営業時間/12:00-18:00 定休日/火曜日