生理時もつかえる吸水ショーツとは?おすすめや洗い方、デメリットについてご紹介します

最終更新 2021.09.16 by WOMB LABO編集部

こんにちは。WOMBLABO編集部です。第4生理用品といわれる「吸水ショーツ」をご存じですか?今回は、「吸水ショーツ」のおすすめブランドや洗い方、メリット・デメリットなどをご紹介します。

吸水ショーツとは?

吸水ショーツとは、生理の経血を吸収する機能がついたナプキンやタンポンがいらないショーツのことです。ナプキン、タンポン、月経カップにつづいて第4の生理用品といわれ、近年話題になっています。
吸水ショーツは、通常のショーツとは違い、異なる素材や構造をしたシートを複数枚重ねることで吸水性や速乾性などを兼ね揃えます。
経血量の多さによって、吸水ショーツを単体で使用したり、ナプキンやタンポンを併用することもできます。
また、洗濯して繰り返し利用することができるので環境に優しく、お財布にも優しい生理用品です。

どれくらい吸収できるのか?

1回の月経期間(3~7日)で排出される経血量は20~140mlだといわれています。
吸水ショーツの吸収量は、20ml~30mlほどが一般的です。商品ブランドによって異なり、Bé-A(ベア)では業界No.1の120mlを吸収することができます。
吸水量に不安を持つ方も多いですが、「普通の昼用」「初日や終わりかけ」「夜用」など商品ごとの吸収量によって使い分け出来れば問題はないでしょう。

吸水ショーツはBé-A(ベア)やPeriod.(ピリオド)で話題

生理用吸水ショーツというと、Bé-A(ベア)とPeriod.(ピリオド)が話題になっていたことはご存じでしょうか?それぞれの商品と話題になったきっかけについて見ていきましょう。

Bé-A

Bé-A(ベア)は、業界No.1の圧倒的な吸水力を誇る「ベアシグネチャーショーツ」を販売しているブランドです。
2020年6月、「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを行い、45日間で約1億240万円の支援金を集めたことで話題になりました。現在は伊勢丹新宿店や渋谷ロフトなど都心を中心に、関東から九州までの各地で展開しています。また、Amazonや楽天などのECサイトでの販売も行っているので、手軽に購入することもできます。販売累計数は10カ月で5万枚を突破していて、業界トップレベルのブランドに成長しています。

Period.(ピリオド)

Period.(ピリオド)は、日本初の吸水ショーツブランドとして「新しい選択肢」と「新しい体験」を提供しています。コロナ医療最前線の現場に吸水ショーツを届ける「吸水ショーツ寄付支援募金」に参加したことで話題になりました。医療従事者の方々は防護服の着用により、お手洗いに行きづらくなることで生理中の不快感や肌トラブルがあると考え、何か支援ができたらという思いで寄付活動に参加し、合計2,300枚のショーツを医療従事者に届けました。

吸水ショーツのメリット

お肌に優しい

一般的な紙ナプキンは、高分子ポリマーや漂白剤など化学物質が使用されているため通気性が悪く、ムレ、かぶれ、ごわつきなどが起きやすいです。
一方、吸水ショーツは通常のショーツな履き心地で、デリケートゾーンに触れる部分は肌に優しくサラサラな素材で出来ています。

環境に優しい

使い捨て生理用ナプキンが環境に及ぼす影響は意外にも大きいです。
海に捨てられているプラスチックごみ第5位に「生理用品」がランクインしています。生理用品のごみを正しく処理できていない人が非常に多く、トイレに流してしまう人もいます。そのようなプラスチックによる汚染が環境や生態系に悪影響を及ぼしています。
しかし、吸水ショーツを使えば、洗うことで何度も再利用することができ、使い捨て生理用品の使用量も大幅に減らすことができるので環境にやさしいです。

生理初日や終わりかけでも安心

通常の生理周期は25~38日間といわれていますが、ストレスやホルモンバランスの乱れによって、生理が始まるのが前後に3~7日ほどずれてしまうことはよくあり、その程度のずれは正常範囲内とされています。
生理が始まる日を完璧に予測することはできないため、念のために着用していた生理用ナプキンが無駄になってしまうことはよくあります。生理初日や生理が始まりそうな日、終わりかけの時に吸水ショーツを着用できると、ナプキンを無駄にすることなく安心して過ごすことができます。

吸水ショーツのデメリット

初期費用がかかる

一般的な吸水ショーツは約2000円~約5000円程度です。
生理用品代は平均月1500円程度といわれているので、吸水ショーツを複数枚購入したとしても結果的にはもとがとれます。

洗うのが大変

一般的な吸水ショーツは、使うたびに経血を落とすためのすすぎ洗いをする手間があるので、大変、面倒くさいと思う人もいるかもしれません。また、吸収力があるので通常のショーツよりは乾かすのに時間がかかります。

ニオイが気になる

基本的に、吸水ショーツは1日中装着しているものですので、溜まった経血が臭うことがあります。脱着時にニオイが気になる程度だといわれていますが、心配な方は抗菌・防臭加工が施された生理用吸水ショーツも販売しているので試してみてください。

吸水ショーツの洗い方について

一般的な吸水ショーツの洗い方の手順は以下の通りです。

①洗面器などに水もしくはぬるま湯を入れ、吸水ショーツを浸ける

②すすぎの水がキレイになるまですすぎを繰り返す

③洗濯ネットにいれて、洗濯機で洗う

水やぬるま湯を使って洗いましょう

経血を落とすときは、水やぬるま湯を使い、水温に気を付けましょう。
お皿洗いの場合はお湯の方が油汚れが落ちやすいですが、経血の場合はお湯で洗うと逆に落ちにくくなります。理由としては、血液中のたんぱく質が42℃以上のお湯に触れると変性を起こし、固まりはじめてしまうからです。

経血が落ちにくい場合は?

こびりついてしまった経血は、水洗いだけでは経血が落ちにくい場合があります。
その場合は漂白剤を使いましょう。特にアルカリ性の漂白剤が血液シミには効果的で、少量使用するだけでも洗い落ちが違ってきます。
また、経血用の洗剤もドラッグストアなどで販売されているので試してみるのもしいでしょう。

生理中にもおすすめ吸水型ショーツを比較

近年、多くの吸水型ショーツブランドが登場していて、様々なデザインやタイプのショーツが販売されています。
ここでは、おすすめの吸水ショーツを紹介していきます。

ムーンパンツ

ムーンパンツは、2019年夏に台湾で誕生したサニタリーブランドです。
21世紀を生きる女性自身がもっと生きやすく、もっと自由に生きられるような社会を実現していくことをミッションにつくられました。
ムーンパンツはナプキン2~3枚分の液体を吸収することができます。とても薄い素材で出来ているため、日常的にも使用することができます。

period.

period.は、2019年に日本発の吸水ショーツブランドとして登場しました。
素早い吸収と速乾機能で不快感・肌トラブルを軽減し、抗菌防臭生地により安心かつ衛生的に使用することができます。
デザインやタイプが豊富で、シースルーやレースが施されたものや履き心地やフィット感を追求したタイプがあります。

 

EMILY WEEK(エミリーウィーク)

EMILY WEEKは生理週間を軸に、女性の4週間のバイオリズム:Reset-Active-Neutral-Balanceに寄り添った新たなライフデザインを提案するブランドです。
吸水量は少なめではありますが、オーガニックコットンを使用し、肌触りを大切にしたい方におすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。第4の生理用品として話題になっている「吸水ショーツ」についてまとめてみました。都心の百貨店などでも次々と販売されているので、これから先も目につく機会が多くなるかもしれません、是非試してみてください。

contact

フォームよりお気軽にお問い合わせください。

営業時間/12:00-18:00 定休日/火曜日