最終更新 2022.11.10 by WOMB LABO編集部
もくじ
森田敦子が考えるフェムテック
第3回 フェムテックとセルフプレジャー、トイ(バイブレーター)について
こんにちは、森田敦子です。
1回目、2回目と「フェムテック」および「フェムケア」についてお話しました。そこで「フェムテック」の「テクノロジー」の中心が、実は腟(ちつ)まわりであり、その腟(ちつ)周り全般のケアについて、私が「フェムケア」として発信しているということがわかっていただけたのではないかと思います。
今回は皆さんが興味のあるトイやセルフプレジャーについて、お伝えしていきたいと思います。
まず、「セルフプレジャー」という言葉。最近よく聞くと思いますが、いわゆるマスターベーションのことです。ポジティブな面から性を楽しもうという新しい考え方から「セルフプレジャー」と呼ばれるようになってきました。そして「セルフプレジャートイ」とはいわゆるバイブレーターのことです。
流行りだから、感じなきゃいけないから、といった周りからの影響ではなく、自分の身体を愛でることとして日常生活に取り入れてあげてほしいなと思っています
セルフプレジャートイ(バイブレーター)を使ってみよう
セルフプレジャーが身体を愛でることということがわかったとして、何から始めればいいかわからない、という人もたくさんいらっしゃると思います。そういうときは、まずバイブレーターを使うことから始めてみてはいかがでしょうか?
セルフプレジャートイのバリエーションはここ数年でかなり増えました。
「センシュアル・ライフ produced by WOMB LABO」や▼「WOMB LABO ONLINE STORE(ウームラボ オンラインストア)」でも販売しています。
バイブレーターブランドとしては、女性のからだの解剖学に基づいて設計されたSmile Makers(スマイルメーカーズ)」と「100%オーガズム保証」がキャッチフレーズの「Womanizer(ウーマナイザー)」を知っておくと、初心者でも選びやすいかもしれません。
Smile Makers ▼https://store.womblabo.com/collections/smile-makers
Womanizer ▼https://store.womblabo.com/collections/womanizer
8月にオープンした常設の店舗WOMB LABO Daikanyama(東京都渋谷区猿楽町26-7 アビア代官山1階)では、「Smile Makers」「Womanizer」をはじめとしたバイブレーターの実物がご覧になれます。
WOMB LABO Daikanyama
【住所】東京都渋谷区猿楽町26-7 アビア代官山1階
【電話番号】 03-6416-0484
【メールアドレス】daikanyama@womblabo.com
WOMB LABO Daikanyamaではカウンセリングをしながら、ピッタリのものをお選びします。
選び方については、こちらの記事もぜひご覧ください。
▼セルフプレジャーとは?セルフプレジャートイの選び方
セルフプレジャーはストレス発散効果も
セルフプレジャーなんて恥ずかしい、という思いもあるかもしれません。ですが、セルフプレジャーなどによってエクスタシーを感じることで、脳からβ-エンドルフィンやオキシトシンといった、幸福ホルモンや快楽物質と呼ばれるホルモンが分泌されます。これがストレスを解消したり、免疫力向上へと繋げたりする役割を持つといわれています。
そもそもセルフプレジャートイは、かつてスコットランドで、女性の不調を解消する目的で医療器具として作られたのが最初です。医師が治療の一環として用いていたものですから、ぜひ自分の身体のために取り入れてください。
セルフプレジャーを楽しむために、必ずしもトイやバイブレーターが必要なわけではありません。その方法については次回の連載でお伝えしますね。
著者プロフィール
森田敦子
日本におけるフィトテラピー、フェムケアの第一人者。
株式会社サンルイ・インターナッショナル代表。
パリ13大学で植物薬理学・性科学を学び、帰国後は植物療法による知見を活かし介護や産前産後の現場で尽力。フェムテックの先駆けとなるフェムケアの啓蒙活動も行う。2013年デリケートゾーンケアブランド「アンティーム オーガニック」処方・開発、「ルボア フィトテラピースクール」主宰。2020年、トータルライフケアブランド「Waphyto」創設。私生活でも42歳で自然妊娠・出産。「潤うからだ」ほか著書多数。