最終更新 2023.05.11 by WOMB LABO編集部
子供を教育する前に自分が体を知ること
改めてですが子供に教育する前に、お母さまご自身のデリケートゾーンケアをまずはしてみることから始めてみてください。デリケートゾーンの洗い方などはWOMB LABO内で動画でも紹介していますので、それをぜひご参照ください。そしてデリケートゾーンは他の体の部位と違ってペーハーが低いため、必ず専用ソープを使ってください。わたしが開発したアンティームオーガニクスはデリケートゾーン専用のコスメです。どれを使っていいのかわからないという方はぜひお試しください。小さいときは石鹸でもいいですが、初潮を迎えるあたりからは専用のコスメを使ってほしいなと思います。
このあたりは以下の記事を参考にしてくださいね。
https://womblabo.com/web-journal/wellness/delicate-zone/1219/
女の子には早いうちからちつの洗い方をを教えてほしい
お母さんが自分の体と向き合ってデリケートゾーンケアができれば、次は子供、特に女の子にデリケートゾーンの洗い方を教えてあげてください。女性器は入り組んでいて複雑です。どこを洗うのか?とか溝の洗い方とかを教えてあげてください。ちつに指を入れるまではしなくていいのですが、ひだの部分は洗うんだよとか、少しずつ教えてあげてください。自分で自分の体は見れないので、お母さんが触りながら教えてあげるのがいいと思います。もしくは、イラストで示しながらでもいいかなと思います。
先日、ワークショップでちつ周りのイラストを出したのですが、そもそもどこからおしっこが出るのか知らない子も多かったです。おしっこは前の部分、うんちは後ろの部分、そしてその真ん中にちつっていう部分があるんだよ、ってことを、ちゃんと伝えてあげてほしいと思います。
とくに初潮を迎えた後は自分で洗えるようになってほしいです。そのためにも、まずはお母さんがケアできるようになり、それから子供に教えてほしいと思います。
子供が初潮を迎えたときは
みなさん、自分が初潮を迎えたときのことって覚えていますか?
実は、このときに親からかけられる言葉で生理との一生の付き合い方が決まってしまうのではと思っています。「大変なものが来たわねー」っと言われたら、きっと生理がいやで、生理が来るたびに憂鬱になってしまうと思うんです。「ちつは触っちゃだめ、見ちゃだめ」と言われてきたというのと一緒で、放置してしまったり、無関心になってしまうと、重大な病気になってしまうかもしれないので、気を付けたいと思うところです。
わたしは母親に「よかったねー」といって抱きしめてもらったんですよね。長女が初潮を迎えたときに思い出したんです。案外覚えているものだなと思います。ですから、「よかったね」「おめでとう」といってぜひ喜んであげてほしいです。お赤飯を炊いてもらったという人も多いと思いますが、そうして歓迎してほしいなと思います。
それから、具体的に使い方や捨て方も教えてあげてほしいと思います。学校では小学校4年生のときに初潮については習いますが、理論だけで終わってしまっているように思います。前にもお話しましたが、わたしが「ナプキンはどこに捨てるか知ってる?」と聞いたところ、「たぶんここかな?って感じで捨てた」という回答でした。生理のときに保健室に相談に来てねって言われた?って聞いても「言われてない」と。わたしもそうでしたが、たぶん女の子同士でこんな感じかな?って学んでいくのでしょうか。
本当は「ボックス置いてあるからここに捨ててね」とか先生がフォローしてくれたりしたらいいなと思いますが、やはり家できちんと伝えることも大事だなと思います。ですから、我が家では一緒にナプキンを袋から出してみたりして、使い方を伝えてみました。初潮のとき、わたしは驚いて「お母さん!血が出た!」といって、慌ててお母さんを呼んだ記憶があります。学校で学んでいても、血が出るということが初潮だということが、すぐには結びつかないことのほうが多いと思うのです。だから、ちゃんと家で伝えてあげてください。
ジェンダー意識も変化している
わたしたちの子供時代と違い、いまは生理で休んでもいいっという風潮になってきています。大きく社会が変わっているので、自分たちが子供時代のこうだったっていうのは忘れて、リセットしたほうがいいと思っています。
男の子だから青、女の子だから赤っていうのも古い概念のようです。わたしも長女に最初は赤の上履きを用意していました。ところが途中から娘が「わたしは青のほうがいいな」って。親の先入観で決めてしまっているところもあるので、きちんと子供に聞いてあげてほしいなと思います。