タイミング法のセルフケア。

最終更新 2024.06.29 by WOMB LABO編集部

植物療法士のKanakoです。

今回は、タイミング法のセルフケアについて、です。タイミング法とは、排卵日を把握して、妊娠の可能性が高い時期にセックスをすることを意味します。妊活用語では、タイミングをとる、タイミングをはかると言われます。

タイミング法の成功のカギは、排卵日を予測することです。タイミング法には、自己流と病院指導がありますが、まずは自己流から始める方が多いのではないでしょうか。自己流での排卵日予測には、基礎体温や薬局で購入できる排卵検査薬、最近ではおりものシートで排卵日予測ができるアイテムなどがありますね!

より正確な排卵日を予測するには、病院指導のタイミング法になります。自己流で妊娠しなかった場合の次のステップとして、病院指導があります。病院指導では、経膣超音波検査で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さを診ていきます。病院によって進め方は様々ですが、血液検査で黄体形成ホルモンの値を測定、排卵誘発剤やホルモン剤を使用することもあります。検査結果から、排卵日を予測して、医師よりセックスをする日が指導されます。

実は、基礎体温はタイミング法に限らず、妊活・不妊治療において大切な情報となります。基礎体温から、妊娠の妨げとなっている可能性を探ることもできるため、病院指導のタイミング法や不妊治療にステップアップする際に提出を求められることもあります。基礎体温を記録する基礎体温表は薬局での購入、アプリでの管理が可能です。妊活を始める際は、基礎体温表の作成をしましょう(^-^)☆ 

タイミング法の成功のカギは、排卵日を予測すること

では、タイミング法のセルフケアについて、その内容に入っていきましょう♪妊娠力を高める基本は、生活習慣の見直しからですよね!バランスの取れた食事と適度な運動、良質な睡眠は卵子の質を高めるだけでなく、自律神経を整え、ホルモンバランスを調整します。詳しい内容については、これまでのコラムをご参照くださいませ☆

タイミング法は、妊活のファーストステップのため、体外受精などの不妊治療に比べて心身の負担が少ない印象もあるかと思います。けれど、タイミング法には、タイミング法特有のストレスや苦悩があるのですよね。心身のストレスをケアしながら、タイミング法を成功に導くためのセルフケアをご紹介したいと思います☆今回もどうぞお付き合いいただけますと幸いです^^

タイミング法は、体と心の「潤い」が大切です!

まずは、タイミング法の仕組みから理解していきましょう。タイミング法とは、自然妊娠のことです。体外・顕微授精とは異なり、妊娠が成立するまでのプロセスが体の中で行われます。射精された精子が、女性の膣内に放出されます。精子は子宮の入り口(子宮頚管)から子宮、卵管を通って、卵子と出会い、受精します。このとき、頚管粘液の量が少ないと精子が子宮まで入りにくいため、妊娠の妨げとなります。

「体の潤い」が必要な理由とは?

タイミング法で、体の潤いが必要な理由は2つあります。1つ目は、射精された精子が卵子と出会うまでに、膣から子宮の入口に至るまでに頚管粘液が少ないと精子が子宮まで入りにくいためです。2つ目は、タイミング法は排卵日前後にできるだけ多くのセックスをするように指導されるためです。妊娠の可能性を高めるには、セックスの回数を増やすよう医師より指導があります。性交渉の頻度を高める際に、体の負担を軽減するには、膣まわりの潤いも大切になってきますよね^^そのため、タイミング法では「体の潤い」がポイントになるのです!

「体の潤い」を与えるセルフケア

潤いハーブティー
粘膜の乾燥を防ぐ働き、保湿作用のあるハーブティーを選びましょう。

ラズベリーリーフ
アルテア(マシュマロウ)
ジャーマンカモミール

潤いアロマ
膣まわりに潤いを与える、デリケートゾーン専用のアイテムを選びましょう。

インティメイト オイル
DELICATEフェミニンオイル

タイミング法は、体と心の「潤い」が大切

「心の潤い」が必要な理由とは?

タイミング法は、パートナーとの協力が不可欠です。予測した排卵日にセックスを行うためには、お互いにスケジュールを共有することや予定の調整も必要になりますよね。タイミングをとってもリセットが続き、なかなか妊娠に至らず、タイミング法の期間が長くなってくるとお互いにストレスを感じやすくなるものです。排卵日にセックスをすることを負担に感じる、パートナーに排卵日を伝えたのになかなか帰って来なくてイライラしてしまう、そんな経験はありませんか?

タイミング法で、心の潤いが必要な理由は2つあります。1つ目は、ストレスのケアです。妊活中はセックスが妊娠のための義務感になりやすく、男女ともにセックスにストレスを感じやすくなる傾向があります。この日!と指定されることにプレッシャーを感じる、排卵日を意識し過ぎてタイミングがとれないことにストレスを感じるなど、心にゆとりがなくなることは誰にでもあることだと思うのです。2つ目は、妊娠力を高めるためにはリラックスが必要だからです。タイミング法では、オーガニズムに達することで妊娠力が高まると言われています。オーガニズムに達するには、心身ともにリラックスしてセックスをすることが不可欠ですよね^^そのため、タイミング法では「心の潤い」がポイントになるのです!

「心の潤い」を与えるセルフケア

潤いハーブティー
ストレスを鎮め、心にゆとりを与えるハーブティーを選びましょう。

ジャーマンカモミール
メリッサ(レモンバーム)
オレンジフラワー

潤いアロマ
ストレスによる心身の強張りを緩め、深いリラックスに導く香りを選びましょう。

イランイラン
サンダルウッド
クラリセージ

「心の潤い」を与えるセルフケア

このようにタイミング法では心身の潤いが、妊娠力を高めることにつながります!妊娠の可能性を高めるためには排卵日を予測することも大切ですが、排卵日にこだわらずにセックスをすることも夫婦の関係を良好に保つために大切なことだと思うのです。セックス=妊娠のためという意識が強くなると、排卵日以外のセックスが無意味に感じてしまい、セックスレスの原因ともなり得ます。妊娠のためには、夫婦ともにセックスを楽しむ気持ちを忘れないようにすること、これも大切なポイントですよね(^-^)☆ 

次回は、妊娠力を高めるフェムケアについてご紹介したいと思っています。妊活にフェムケアを取り入れて、心身のストレスや負担を軽減し、妊娠力を高めましょう!最後までお読みいただき、ありがとうございます☆

※フィトテラピー(植物療法)は医療行為ではありません。ご使用の際は、自己責任のもと、ご活用ください。治療中、投薬中の方は医師の指示に従って、ご使用ください。本記事で紹介したアロマやハーブに関する使用において、生じた問題に対する責任は負いかねます。
※こちらの記事は広告・PRは含まれません。使用感等は個人の感想にとどまります。
 

著者プロフィール

Rachel Tamiya

Kanako
植物療法士/AMPP(フランス植物療法普及医学協会)認定メディカルフィトテラピスト

妊活では、自然妊娠、不妊治療(タイミング法、人工授精、体外・顕微授精)、流産、死産を経験。
心身ともに苦しいときに植物の力に支えられたことをきっかけに植物療法専門学校「ルボアフィトテラピースクールhttps://www.phytoschool.com/」にて、植物療法を学ぶ。これまでの自身の経験をもとに、WOMB LABOにてカウンセラーも務める。
Instagram:@phyto_kanako

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