植物療法士・南上夕佳連載 「妊娠しやすいからだ作り」vol.5

からだをいたわる睡眠時間と質

最終更新 2022.01.07 by WOMB LABO編集部

私が1日の中でも最も大切だと思っているのが睡眠です。

睡眠時間や睡眠の質はホルモン生成に大きく関与しています。ストレスへの適応力も睡眠によって変わりますので、妊娠しやすいからだを目指す時には睡眠を見直すことをおすすめしています。

あなたは毎日何時に寝ていますか?
妊活カウンセリングの際には、睡眠時間より何時に入眠しているかをまず聞きます。
寝ている間に細胞が生まれ変わり、ホルモンの生成などさまざまなことが体の中で行われています。特に10:00〜2:00のゴールデンタイムはお肌のゴールデンタイムだけでなく、ホルモン生成のゴールデンタイムでもあるのです。

このゴールデンタイムを含む睡眠がとても大切で、できるだけ0:00までには眠るようにしましょう。

入眠後に分泌される成長ホルモンというホルモンには疲労回復の効果もありますし、からだを若々しく保つことができます。体が若々しくエネルギーが満ちていることは妊娠力にも関係してきます。

睡眠時間が短いと女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下するとも言われていますから、
早めに寝てしっかりと睡眠時間も確保してくださいね。

毎日の睡眠は日中の食べたものの消化具合やストレス、冷えなど様々な原因で変化しやすいので寝つきが良くなるハーブはひとつ持っておくと安心です。

バレリアンというハーブは、西洋カノコソウと呼ばれるハーブで、神経系の鎮静を得意とします。神経が高まって眠れないとき、悩み事で頭がぐるぐるして眠れないときにはピッタリのハーブです。気持ちまで落ち着いてぐっすりと眠ることができますよ。

バレリアン ハーブ

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バレリアンと相性の良いパッションフラワーは、時計のようなお花を咲かせるのでトケイソウと呼ばれて昔から体内時計の調整や時差ボケ解消などで用いられてきていますが、睡眠の質を高めてくれるハーブでもあります。
バレリアン同様に中枢神経を鎮静するこのハーブは過度な緊張や不安を和らげ、眠りにつきやすくしたり、眠りを深く持続させるようき働きます。なので、バレリアンとブレンドすると相乗効果がアップして素晴らしい植物由来の眠りケア成分になります。

パッションフラワー

植物由来の眠りケア成分は、薬の睡眠薬と比べて
寝起きのダルさがなくスッキリと目覚めることができます。

どちらも飲んですぐ眠たくなるものではありません。だいたい眠りにつく2時間ほど前に飲んで、からだをあたためたり、明かりを薄暗くして入眠しやすい環境を整えてください。

眠りが変わると、体の中も心も変化を感じます。今回のケアは女性だけでなく、男性にも必要ですから、妊活をしている場合は夫婦共に早めの就寝を心掛けてみてくださいね。

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著者プロフィール

南上夕佳(なんじょう ゆか)

南上夕佳(なんじょう ゆか)

植物療法士 /ルボア フィトテラピースクール副代表
INTIME ORGANIQUE by lebois インストラクター。
ホルモンバランスを崩したことがきっかけで植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」にてAMPP(仏植物療法普及医学協会)認定資格取得後、自身の体験を活かし「女性の幸せ」をベースに、老舗百貨店やスクールで数々のセミナーやカウンセリングを行う。
現在は日本における植物療法の第一人者・森田敦子を師事し啓蒙活動を行いながら、ルボア フィトテラピースクール副代表として講義および講師育成をおこなうと同時に、女性のパーツケアブランド「アンティーム オーガニック by ルボア」のインストラクターも務める。
著書に『自然ぐすり生活』(ワニブックス)がある。現在2児の母。
Instagram:@yuka_nanjo

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