新年に読みたい #フェムテック 関連本 〜「#デリケートゾーンケア」「#更年期」「#生理」「#性教育」の最新知識〜

最終更新 2023.01.06 by WOMB LABO編集部

こんにちは。WOMB LABOのディレクターの岡本 佳央理(おかもと かおり)です。

2023年、いかがお過ごしですか?

2022年は「#フェムテック」が盛り上がった1年でしたね。その中でも「#セルフプレジャー」が話題になりました。

2023年はさらに「#セクシュアルウェルネス」分野が進化を遂げるのではないかと考えています。そこで、一女性・一母親としての観点からおすすめの本を選びました。

【親世代向け】

①40代以降、腟まわりに変化が気になる方へ

▼セックスにさよならは言わないで
著者:関口由紀

▼更年期の処方箋
著者:松峯寿美

ともに腟まわり、デリケートゾーンの仕組みやケアなど、更年期・閉経との付き合い方を言及した本です。

「セックスにさよならは言わないで」の関口由紀先生は、女性泌尿器科専門医女性医療クリニックLUNAグループ理事長。テレビ番組で「ちつトレ」を紹介した第一人者でもあります。

彼女は ここ数年で台頭してきたGSM(閉経関連尿路生殖器症候群)、つまり閉経後のデリケートゾーンや腟周りに関する身体症状に着目し、女性ホルモン治療以外の治療方法を模索してきた経緯があります。

実は、人生100年時代になっても、「閉経」の平均年齢はあまり変わっていないと言われています。だからこそ、セクシュアルウェルネスの観点からも、予防やデリケートゾーンケアについて、知っていただければと思います。

腟を守っている骨盤底筋が緩むことは、WOMB LABOでも何度かお伝えしてきています。緩むことで臓器脱にまでなると病院に相談いただく必要があるのですが、予防というだけでなく、ちょっとした尿漏れは意外と生活でストレスになっているもの。知識を持つことで快適に、女性たちの生活の質があがるといいなと思ってご紹介しました。

「更年期の処方箋」はWOMB LABO立ち上げのときに森田と対談していただいた、松峯寿美先生の最新書です。更年期についての知識をまず知りたいというときにぜひ読んでいただければと思います。

②「男女のオーガズムギャップ」に着目したあたらしいセックスの在り方

▼新しいセックス
著者:BETSY

▼あなたのセックスによろしく
著者:ジュン・プラ

「オーガズムギャップ」という言葉、ご存じでしょうか?海外で話題となり、日本でも最近になって取り上げられるようになった新しい概念です。

ある調査によると、性行為におけるオーガズムに関する満足度は男性のほうが圧倒的に高いそうです。女性のほとんどが気持ちいいふりをしている、というのもよくある話ですが、本当のところはどうなのか?というのを「新しいセックス」では書かれています。

セックスコラムニストの著者、BETSYさんが2022年に上梓している最新の情報が書かれた本です。セクシュアルウェルネスの質をあげるためにも、セックスだけでなく、オーガズムの満足度というのはこれからさらに大事になってきそうです。

少し前の本ですが、WOMB LABOでもコンスタントに売れているのが「あなたのセックスによろしく」。女性が手に取りやすくて、アダルト的に書かれていないセックスの本です。本国フランスでもベストセラーですので、気になる方はぜひお手にとってご覧ください。

【子供向け】

① 初潮がはじまる時期の女の子たちへ

▼こんにちは!生理

2022年に発売された著書です。小中で生理の仕組みは習っても、学校では聞けない体のセルフケアの仕方などが書かれています。月経カップ、吸水ショーツなどの最新情報も満載です。こうした新しい選択肢については、親世代もよくわからないもの。ですから、お母さんというよりは、小中学生が自身で読まれるのがいいのではと思います。高校生の方にも、女性の体の仕組みを改めて知るというためにもおすすめの書籍です。

今まで生理について話してこなかったから、いまさら話せないという親御さんも多いはずです。また子供が思春期になってコミュニケーションも難しいかもしれません。1冊本を渡すことだけでも、子供のためになるかもしれません。

なお、この本はシリーズ化されており、「こんにちは!同意」というのもおすすめしたい一冊です。

▼こんにちは!同意

主に性的同意がテーマですが、「同意とは?」「何からが同意か?」ということがわかります。ジェンダー教育においても「同意」というのはとても大事な概念です。性犯罪から自分を守るためにもぜひ知っていただきたいと思います。

▼13歳までに伝えたい女の子の心と体のこと

以前にも以下の記事でご紹介した本です。

▼3歳からの性育:第2回 年齢別の性育をお伝えしましょう

本人が読める絵本なので、「自分で読んでみてごらん」と子供に渡すだけでも大丈夫です。

「生理」「性教育」などは家庭でやるべきだという論調になってきていますが、自分たちも教育を受けてこなかったのに、何からはじめたら良いのかといった不安もあると思います。

小学校中学年くらいの自分で本をすらすら読める年齢なら、自分で本を読んでもらうのも良いですよね。

我々が子供のときとは時代も違います。月経カップ、吸水ショーツ、その他のフェムテック関連の商品など、全くありませんでした。知らないことを自分で伝えるより、本をツールに使ってみてはいかがでしょうか?

②ジェンダー教育を始めるなら幼児の時期から

▼パパはどこ?
クレール・ガラロン著

▼にゃっ!
クレール・ガラロン 著

ともにフランスのフェミニスト出版社による著書です。「パパはどこ?」はジェンダーについて、「にゃっ!」は上でも少し触れた「同意」についての絵本です。

ジェンダー教育、性教育は早く始めても全く問題はありません。むしろ、幼い子供のほうが素直に理解を示してくれます。

3歳からの性育という連載でそのあたりは詳しく書いていますので、ぜひそちらも参考にお読みください。

3歳からの性育

▼第1回「3歳からの性育」に込める思い

▼第2回 年齢別の性育をお伝えしましょう

まとめ

今回は「新年に親子で読みたい #フェムテック 関連本」というテーマで、親世代向け、子供向けの書籍を8冊、ご紹介いたしました。

「生理」「性教育」は家庭で、という流れはこれからも加速すると思いますが、できることから順番に、また子供の自主性に任せて取り組むのがいいのではと感じています。

ですが、なかなかひとりで取り組むのは難しいもの。誰かに相談したいと思ったときは、ぜひ、WOMB LABO代官山店に足をお運びください。経験あるスタッフが対応させていただきます。

WOMB LABO 編集部

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