森田敦子が考えるフェムテック vol.2

フェムテックとフェムケアの違いは

最終更新 2022.09.12 by WOMB LABO編集部

森田敦子が考えるフェムテック
第2回 フェムテックとフェムケアの違いは

みなさん、こんにちは。森田敦子です。前回は「フェムテック」についてお話ししました。生理や妊娠、更年期などにまつわる女性特有の悩みを、テクノロジーを使って解決しようという商品やサービスの総称がフェムテックであること、それだけでなく、女性の身体がすでに素晴らしい「テクノロジー」を搭載しており、それこそがまさに「フェムテック」と呼ぶにふさわしいことだとわたしが考えている、ということをお伝えしました。

今回は「フェムテック」と「フェムケア」についてお話したいと思います。というのも、わたしも多くの方から「フェムテック」と「フェムケア」の違いについて聞かれるからです。

あらためて「フェムテック」とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語です。女性の抱えるからだの悩みや不調をテクノロジーで解決していくサービスやプロダクトの全般を指す言葉です。

「フェムケア」とは女性特有の体と心のケアのことで、「腟ケア」もフェムケアの一部だと考えています。

わたしがフランスから帰国して以来、腟ケアの大切さを啓もうしてきました。しかし帰国した当時は、「腟」は新聞や雑誌に書いてはいけない言葉という雰囲気がありました。ですが、頭皮の垢や皮脂の垢と同様に、恥垢の洗い方もお伝えする必要がありました。そこで、この「デリケートゾーン」という言葉を使うことで、自分事として日本の女性が捉えやすくなったと考えています。いまでは、デリケートゾーンという言葉が広く認知されてきました。

「フェムテック」の台頭で、セルフプレジャートイを使ったケアがもてはやされるようになっています。もちろん、「腟ケア」が注目されることはとてもいいことだと思います。しかしながら、「テック」商品を使わなくても、自分の手で「腟」をいつくしんでマッサージしたり、デリケートゾーン専用の化粧品でケアしたりすることを日常に取り入れてほしいと思っています。そうした思いを「フェムケア」という言葉に込めて、これからも「腟まわり」の情報をお届けしていきたいと考えています。

なぜ腟ケアが必要なのか?

先ほども少しお話しましたが、頭皮の汚れや皮脂による垢があるように、腟にも垢は存在します。その垢が蓄積すると皮膚に炎症が起きたり、ニオイが発生したりしますよね。恥垢も同じなので、腟周りを清潔にしておくことが大切です。

ですが、日本人女性の多くは洗い方を知らないどころか、腟を触ったことがない、洗ってはいけないと習ったという人も多いのです。そういう方はまず鏡で自分のちつの状況を確認したり、お風呂で触ってみたりすることから始めてください。

腟垢の汚れの蓄積、腟の乾燥などが続くと、ニオイやかゆみが出てくることがあります。さらには、尿漏れや腟の粘膜が乾燥することによる萎縮で、炎症がおきたり、最悪は子宮が腟から出てきたりするというトラブルにもつながります。こうした病気を未然に防ぐためにも、腟ケアの重要性をぜひ知っていただければと思います。

腟周りは経皮吸収がもっとも高い場所なので、ボディソープだと刺激が強いこともあります。そこで、専用のアイテムを使っての洗浄、保湿をおすすめしています。

「フェムケア」初心者のあなたに

「フェムケア」「腟ケア」と言われても、どうすればいいかわからない、という方も多いのではないでしょうか?

そこで参考にしていただきたいのが、この「WOMB LABO(ウームラボ)」です。女性のフェムケアを発信するメディアサイトとして弊社サンルイ・インターナッショナルが昨年9月に立ち上げました。そこでは「月経・PMS」「妊活・妊娠」「更年期・閉経」といった女性特有の症状を取り上げて、向き合い方などのコラムも多数掲載しています。少しでもみなさんの悩みにお答えできれば嬉しいなと思います。

また、WOMB LABOにはオンラインショップもあります。「INTIME ORGANIQUE(アンティーム オーガニック)」や「Waphyto(ワフィト)」など、わたしが携わったデリケートゾーン用のソープ、腟ケアに関する本なども取り扱っておりますので、ぜひ一度アクセスしてご覧ください。

また、オンラインでは選びにくいという方のために、「WOMB LABO」のショールーム型ストア「WOMB LABO Daikanyama」を、8月5日(金)に東京・代官山にオープンしました。「WOMB LABO」のディレクターでもある岡本佳央理がコンサルテーションも行いますので、ぜひ一度訪れていただければと思います。

腟ケアについては一度でお伝えできないので、また別の回にお話させていただければと思います。

【参考】
▼WOMB LABO メディアサイト
▼WOMB LABO オンラインストア
WOMB LABO Daikanyama
【住所】東京都渋谷区猿楽町26-7 アビア代官山1階
【電話番号】 03-6416-0484
​【メールアドレス】daikanyama@womblabo.com
▼INTIME ORGANIQUE(アンティーム オーガニック)
▼Waphyto(ワフィト)

著者プロフィール

森田敦子

森田敦子

日本におけるフィトテラピー、フェムケアの第一人者。
株式会社サンルイ・インターナッショナル代表。
パリ13大学で植物薬理学・性科学を学び、帰国後は植物療法による知見を活かし介護や産前産後の現場で尽力。フェムテックの先駆けとなるフェムケアの啓蒙活動も行う。2013年デリケートゾーンケアブランド「アンティーム オーガニック」処方・開発、「ルボア フィトテラピースクール」主宰。2020年、トータルライフケアブランド「Waphyto」創設。私生活でも42歳で自然妊娠・出産。「潤うからだ」ほか著書多数。

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